くまこ道

滝町昌寛の日常 くまこへの道

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綾瀬はるか

「太郎くん、今度の水曜日、合コンするんだけれど来てくれない?」
大学の同級である智子からのそんな誘いで合コンに行くことになった。
水曜日はバイト休みだし暇だったのだ。

「そうそう、太郎くんってさあ。綾瀬はるかのファンだったよね。
 今度の合コンにくるあたしの友達、綾瀬はるかにすごい似てるんだよ。」

「まじかよ!」
そんな智子の言葉に期待は高まらずにはいられなかった。
そして俺は合コンの日までにシャツを1枚新調した。
うっすら縦じまの入った水色の爽やかなシャツ。
「そうだな、胸のボタンは2つ開けておこうか。この方がなんとなくかっこいいよな。」

期待に胸ふくらませて水曜日。
「こんにちわー。」
智子が連れてきた女の子は綾瀬はるかじゃなかった。

なんだよー、いったい! どこが綾瀬はるかなんだよー!
おい、こら、智子。お前の目ん玉どこについてんねん!
あ・や・せ・は・る・か!
どーこーが、綾瀬はるかなんですか!
違う!違う!ぜんぜん違うねん!
そら、まあな。髪型とかは似てるわ。それは認める。それはいい。
まあ、そうやな。口元。ちゅうか、あごの感じやな。
そこも似てる。まあ、そこは結構かなり似てる。そのあごの感じはええとしよう。
あと、どこやねん?!
どこが似てるねん!
鼻もそんなんちゃうやろー。
目もちゃうし。
えー。
ほんまにどうなってんねん!
それにな、はっきり言うて、俺の綾瀬はるかはそんなにがに股やないねん!!!
わかってんのか、こらーっ!!!!!

俺の綾瀬はるか好きは並大抵ではない!
もう、俺は我慢できなくなり、俺の綾瀬はるかへの気持ちを熱く語ってやった!
合コンなんてもうどうでもええ!!
語ってやったわ! 熱く熱く!


そんな俺の熱いところが気に入ったのか、その綾瀬はるか似と言われてた子は
今ではべったり俺の彼女になっている。
なんか知らんが、俺のことを大事にしてくれる。
まあ、付き合ってみたら以外といい子だし、料理もなかなか上手いんだ。
俺の綾瀬はるか好きは相変わらずなんだけど、今の彼女もかわいいと思ってる。
がに股はちょいと治してほしいけどな。

まあ、まあ、ええかな。



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  1. 2011/03/16(水) 21:06:21|
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ハニートースト

ハニーは突然トーストになった。
俺はライスが好きなのに。

色の白いハニーは俺の黒い肌を綺麗だと言ってくれていたが、
突然言わなくなった。
悲しい目で俺の肌を見るようになった。

ハニーはある朝、エンジンの音と共に出て行った。

俺はいつも外を眺めるしかなかった。
ハニーのことばかり考えていた。


俺は小さなカフェをはじめた。
ハニーが好きになったトーストにたっぷり蜂蜜をかけた。
「ハニートースト」

このメニューがヒットした。
俺のカフェはお客の満面の笑みであふれていた。

俺は成功した。

今は、若い、綺麗な黒い肌の彼女もできた。
店は相変わらず繁盛している。
生活も満ちている。

俺は今でも、ハニートーストを食べると窓の外を眺める。

         「ハニートースト」


この短い話はアメリカ南部のとある小さな町で伝えられている話です。


うそです。
この話は京都北部の片田舎で風呂に入っているときに思いついたのです。

ハニートースト

俺は今も外を眺めている。

  1. 2011/03/09(水) 22:08:20|
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歯科助手の子

その歯科助手の子はだいぶ美人だ。
だいぶ美人というよりも、かなり美人だと言っていい。
その白い肌、美しい瞳、柔らかそうな髪、うすくかわいい耳。
口元はいつもマスクで覆われている。
歯科助手という職業だからな。
それは仕方ない。
そして、その仕方なさが、また、いいのである。
その、控えめな鼻柱の下にはどんな鼻が、
どんな唇があるんだろう?
うすい色の唇だろうか。

そんな彼女は、働きぶりもまじめで患者にたいしても丁寧である。
比較的ちいさな歯科医院であるから、彼女は受付もしている。
「では、次回の診断は火曜日の午後6時で予約しておきますけど、よろしいでしょうか。」
はいはい、よろしいですよ。そうしてください。また次回もあなたに会えるのが楽しみなんです。
あなたのおかげで歯医者にくるのが楽しみなんですよ。
そんな気持ちにさせてくれる。
白衣の天使ですな。

そんなある日、歯医者に行くと受付が彼女じゃなかった。
「あれ?」と思いながらも診察券を渡す。
ひょいと奥の診察室をのぞくと彼女が歯科医の手伝いをしながら、こめかみの薄い肌の下に青白い血管を
浮かべている。
うっすらとほどけたおくれ髪がなんともよいなー。と思いながら、ひょいと受付の子の胸に視線がいった。
「おっ。」というくらい、大きい。
受付の子が診察券を返してくれる。「しばらくお待ちください。」
まあ、感じのよい子だ。
そう思いながら、またもやちらりと胸元を見る。大きい。
「かなり大きいな。」
新しい受付の子はそこまでかわいい顔をしているわけではない。でも、けっしてかわいくないわけでもない。
肌の色も白いわけではないし、髪がきれいなわけでもない。
でも、どことなくかわいい。
まあ、普通だ。でも、その胸は普通ではない。決して普通ではないのだ。

「ああ、まいったなぁ。なんて、こころさわがしい歯医者なんだ。」

新しい受付の子は気立てがよさそうだ。あの、美しい歯科助手の子にも「先輩。」って感じで寄っていく。
そして、あの美しい彼女も、新しい受付の子にやさしく教えている。
僕は、そんな風景をみている。
その、先輩と後輩が仲むつまじくみえる風景をなんとなしに眺めている。
いいなと思いながら眺めている。

そしてふと、注意深く眺めてしまった。

ぼくには見えてしまった!うつくしい彼女の中に嫉妬があることを。

「新しい受付の子に嫉妬している。あの、大きな胸に嫉妬している。」

彼女のなかには嫉妬がある。

「ああ、美しい彼女が。」

僕はあなたのつつましやかな胸が好きだけど。

あいにく僕は歯医者の患者。しかも定期的な検診だから。
次の検診は6ヶ月後です。

  1. 2011/03/08(火) 21:06:00|
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ゴマの空気

火鉢にですね、火を入れるわけですよ。

寒いからな。

まあ、手順としては火起こす用の、底に穴の空いた手鍋みたいなんに
炭を入れまして、コンロにかけて、炭に火をつけていく訳ですが。
昨今のガスコンロっていうのは、センサーとか付いてるんです。
「安全センサー」みたいな感じですね。
その、センサーが僕の行為を理解してくれない訳ですわ。

ボッとコンロの火点けて、炭に火を移してる時に、
「ぴぴぴ」言うて、火が止まりよる訳ですわ。
こちとら、「こんにゃろー」思うて、また火点ける訳ですわ。
ほんなら、もう、点きません。
もう、火は点きませんね。
たぶん、炭の入った手鍋が熱くなってるのをセンサーしてるんでしょう。
ほんまにもう、わかってもらえませんね。
ちょいと、よくコンロをみると、「センサー解除」ってボタンがあります。
「3秒以上押してください」みたいなことが書いてあります。
「おっ!ひょっとして、これいけるんちゃうの!」
みたいに思って、その3秒ボタンを押してみても同じ事ですわ。
ちょいと、火点いてる時間が長くなるだけで、よっぽど炭の手鍋が熱くなったら
同じ事ですわ。
「ぴぴぴ」言うて切れますわ。

安全いうのも便利じゃないときもありますわ。

そうそう、前から?って思ってたことなんですけど、
ゴマ買うでしょ。
スーパーとかで。
最近は密閉チャックみたいなん付いてて、ゴマ使ったらチャックしますわ。
ほんだら、次の日とかにゴマ使おうと思ったら、ゴマの袋が、
「ぷぅ~」っと膨らんでるんですよ。
空気抜いてチャックしたはずやのんに、「ぷぅ~」いうて。

ゴマがなんか出してるんでしょうね。

  1. 2011/03/03(木) 18:13:55|
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私の夢

わたしは銭湯が好きなもんですから銭湯に行きます。
はだかになって温かい湯船に浸かりますと、
「ああ~、気持ちいい。」
と、なります。

本当に、なんて気持ちいいんだ。
と、思います。

わたしは、こんなに気持ちいいところにずっと居たいのです。
わたしが望むのは、静かな中で、安らぎの中に包まれていたいのです。

風呂に浸かってると思います。

赤ちゃんは、お母さんのおなかの中で10ヶ月ほど浸かってるんだろうと。
よっぽど気持ちいいんだろな。
浸かってるときに聞こえてくる音が、やさしくて、穏やかだったらいい。
わーわー言われて、険悪な言葉だったら、やっぱ、出てきてからぐれてしまうよな。

静かな穏やかなところに行きたいです。

ぼくの夢は、お金を稼ぐことでもなく、立派な仕事に就くことでもない。
べつにこれといって何が欲しいではありません。

ただただ、静かな、穏やかな気持ちでいたい。

それが、夢です。
  1. 2011/03/01(火) 19:11:16|
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